1)豊かな自然を守る=自然保護
2)劣化した自然環境を復元する
3)健全な緑を育てる=緑地計画と環境管理
この3つが本分野の大きな目的です。対象とするのは,身の回りの空間から,都市緑地,里地,山地,さらに世界各地の砂漠化地域まで広がっており,生物多様性の保全と人間活動の調和に関する技術の開発,理論の構築,手法の提案など,現実の課題に対応した研究を行います。ランドスケープ(自然的要素と人間活動によって,歴史的に形成されてきた秩序)の科学をランドスケープ・エコロジーといい,その実践領域であるランドスケープのプランニング,デザイン,マネジメントも取り扱います。いま,自然環境保全措置(ミティゲーション),生物親和型の環境デザインが大きな課題です。